小規模・中小企業向けkintone導入支援なら
アイヴィクス株式会社


「Excelで顧客リストを開こうとしたら”読み取り専用”になってしまった」「誰が最新ファイルを持っているか分からない」——Excelで複数人が顧客管理をしていると、こんな問題が必ず起きます。この記事では、なぜこの問題が起きるのか、そしてクラウドツールへの移行でどう解決できるかを解説します。
目次
先に結論をお伝えします。Excelの「複数人同時編集できない」問題は、Excelの使い方を工夫しても根本解決できません。Excelはもともと個人用の表計算ソフトとして設計されているため、複数人でのリアルタイム共同作業には構造的な限界があります。解決策はGoogleスプレッドシート、Microsoft 365のOneDrive連携、あるいはkintoneなどのクラウドツールへの移行です。
Excelは1985年に個人の表計算・データ整理用として誕生しました。「共有ブック」機能など複数人利用のための機能は後から追加されたものです。複数人がリアルタイムでデータを更新・共有する仕組みは、最初から複数人利用を前提に設計されたクラウドサービスと比べると、根本的な限界があります。
ローカルまたは共有フォルダに保存されたExcelファイルは、誰かが開いた瞬間にロックされます。2人目以降は「読み取り専用」でしか開けず、編集内容を保存できません。これは仕組み上の制約であり、どんな工夫をしても解消できません。
「顧客管理_最新.xlsx」「顧客管理_田中確認済み.xlsx」——Excelで複数人が管理すると、こうしたファイルが乱立します。どのファイルが最新かの判断が人間の手作業に委ねられるため、古いファイルへの上書きや、更新漏れのまま商談に臨むといったリスクが生まれます。弊社がご支援してきた中小企業でも、このバージョン管理の問題で重要な顧客情報を誤って削除・上書きしてしまったケースを多く目にしてきました。
最も手軽な移行先はGoogleスプレッドシートです。Excelとほぼ同じ操作感で使えながら、クラウド上にデータが保存されるため複数人がリアルタイムで同時編集できます。誰がどのセルを編集しているか色分けで確認でき、変更履歴も自動保存されます。費用はGoogleアカウントがあれば無料(ビジネス用はGoogle Workspace:月額680円〜)。「今すぐ同時編集できるようにしたい」という場合の第一歩として最適です。ただし、アクセス権限の細かい管理や承認ワークフロー、顧客ごとの活動履歴管理といった「顧客管理システム」としての機能は限定的です。
複数人同時編集だけでなく、顧客管理の仕組みごと整えたい場合はkintone(キントーン)がおすすめです。サイボウズ社が提供するクラウドサービスで、プログラミング不要で自社の顧客管理アプリを作成できます。複数人同時編集はもちろん、「誰が何を変更したか」の履歴管理、担当者ごとのアクセス権限設定、承認ワークフロー、案件管理との連携など、Excelでは実現できなかった機能が標準で揃っています。弊社が支援したある愛知県の中小企業では、Excel管理からkintoneへ移行したことで、営業会議の資料作成時間が週4時間から30分に短縮されました。料金はスタンダードコースで1,800円/ユーザー/月(10ユーザーから)です。
すでにMicrosoft 365を契約している会社なら、ExcelファイルをOneDriveまたはSharePointに保存するだけで複数人同時編集が可能になります。ブラウザ上でExcelを開く「Excel Online」を使えば、Googleスプレッドシートと同様にリアルタイム共同編集ができます。現在の業務フローやExcelの数式をそのまま維持しながら、同時編集問題だけを解決したい場合に有効な選択肢です。
課題が「同時編集できないだけ」ならGoogleスプレッドシートかOneDrive連携で十分です。「情報の散在・引き継ぎ困難・承認フローがない」といった複合的な課題があるならkintoneへの移行が根本解決になります。迷う場合はkintoneの30日間無料トライアル(スタンダードコース)で実際の業務に合わせたアプリを試してみるのがおすすめです。
Excelで顧客管理を複数人で同時編集できない問題は、Excelの構造的な制約によるものです。「共有ブック」機能などの回避策もありますが、根本的な解決にはなりません。クラウドツールへの移行が唯一の確実な解決策です。
どのツールが自社に合っているか、弊社では無料相談も承っています。まずはお気軽にご相談ください。

ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営。ECコンサルタント兼Webマーケターとして、中小企業向けに100社以上のECサイト構築、50社以上の課題解決を支援してきました。ブランドの魅力を可視化し「選ばれるECサイト」を実現するブランディングデザイナーでもあります。全日本SEO協会会員として、SEOによる集客支援にも定評があります。
10年以上にわたりEコマース支援を行ってきた中で、売上向上には表側の集客・販売戦略だけでなく、裏側を支えるバックオフィスの効率化が大きく関係することに気づきました。そこで現在は、kintoneを活用した業務改善・DX支援にも力を入れ、ECと業務の両面から企業の成長をワンストップで支援しています。

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