モバイルファーストという考え方で構築されていますか?
mobile first
モバイルファースト
スマートフォンサイトをPCサイトより先に作るからモバイルファーストだと勘違いされていませんでしょうか?
モバイルファーストとは、SEOの観点から考えると、行動心理学に基づいた構築方法であったり、コンテンツであったりと考えることができます。
モバイルファーストインデックスとは?
モバイルファーストについて考える前に、先日Googleが発表したモバイルファーストインデックスについて簡単にまとめました。
GoogleはWebサイトの評価基準をPCサイトではなく、スマートフォンサイトにするという宣言をしました。
キーワード検索の結果の表示順位をスマートフォンサイトで行なっていくということです。
これがモバイルファーストインデックスです。
インデックスとは、クローラーが収集したWEBページのデータを検索エンジンデータベースに(処理しやすいように整理された状態で)格納されている状態のことを指します。
出典:https://www.seohacks.net/basic/terms/index/
そもそもなぜ、Googleがモバイルファーストインデックスを宣言したのでしょうか?
Googleは常にユーザーにとって何が利益になるのかを考えています。
その結果、PCユーザーよりもモバイルユーザーの方に多くの利益を残せると考えたのです。
ではモバイルファーストとは一体何ものなのか?
モバイルファーストという概念を理解する前に、Webサイトの本来の目的に回帰する必要があります。
Webサイトには必ず目的があります。ユーザーは、そのWebサイトに何らかの目的があって訪問しています。ユーザーが抱える問題がそのWebサイトなら解決できるとなった場合、ユーザーは満足します。
しかし、ユーザーが求めている回答がそのWebサイトになかった場合、ユーザーは失望し再訪問することはないでしょう。
ユーザーが満足した場合、コンテンツ内容はユーザーにマッチングしたと考えられます。
大切なのは1ユーザーの行動心理
次にユーザーの行動心理を考えてみましょう。
10年前までは存在しなかったスマートフォンやタブレットなどのデバイスが、現在では80%の人が活用する時代となりました。
一般消費者の生活環境を劇的に変えたのではないでしょうか。
例えば、通勤時間の話。スマートフォンが登場する10年前までは雑誌や新聞などを読む、音楽を聴くなどで時間を過ごしていました。現在は、スマホを通じてインターネットを閲覧するなど、スマホを使って時間を過ごすことが珍しくなくなってきているのです。
このようにデバイスの多様化にともなって様々なライフスタイルが誕生しています。
誰がいつどこでそのWebサイトを閲覧するのかを基本的な考え方としていきたいと思います。
モバイルファーストはマルチデバイス時代のインターネットを閲覧する概念に近いものがあるのではないでしょうか。
モバイルファーストの理論・考え方
ユーザーは、インターネットが接続できる環境下であれば様々なデバイスや様々なタイミングでそのWebページを閲覧することになります。
10年前までは、PCサイトという限定的な環境のみで対応しておけば十分でした。
しかし、これからは、24時間どこからでも閲覧することが可能となります。
ユーザーがいつでもどこでも快適に閲覧できる状態を用意しておかなければならないでしょう。
ユーザーにとって最適化されている環境が必要となります。
従来はPCサイトを先に制作し、スマートフォンサイトの制作を最後に行うという方法が一般的でした。
現在では先に説明したように、スマートフォン以外にタブレット端末もさまざまな機種が誕生しウィンドウサイズも多様化しています。
そのような中で実に80%の人がモバイルデバイスを活用する時代です。
モバイルファーストとは、ユーザーがより便利で快適にサイトを閲覧できるように、従来とは逆のアプローチで制作していこうではないかという理論です。
つまり、PCサイトよりも、スマホ向けのサイトを重視した企画をしていくのです。
ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営しています。中小企業向けに100社を超えるECサイト構築経験を活かし、ECコンサルタント兼Webマーケターとして50社以上のEコマース事業の課題を解決。一般社団法人全日本SEO協会会員としてECサイトのSEOが得意。
ブランディングで育てるECコンサルティング会社|アイヴィクス株式会社
この記事が気に入ったらいいね!しよう
ECコンサルティングの最新記事をお届けします