ECサイトをWordPressで作るためのプラグインとおすすめテーマ3選
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WordPressでECサイトが作れることを知っていましたか?ECサイトの機能が備わるプラグインをWordPressに挿入することで、ECサイトをWordPressで作ることができるのです。ただし、WordPressで比較的簡単にECサイトを作ることはできますが、悪い点もあります。
本記事では、ECサイトをWordPressで作るためのプラグインやメリット・デメリット、おすすめのテーマ3つをご紹介します。できるかぎり負担を減らしながら、魅力的なECサイトを作るためにも、本記事をぜひ参考にしてください。
ECサイトはWordPressで作れる?
結論から言うと、ECサイトはWordPressで作ることはできますが、構築するのが難しいでしょう。なぜなら、WordPressではECサイト向けのカスタマイズが難しく、セキュリティ面でのリスクが高いからです。
また、Wordpressを利用する場合は、自社サーバーやドメインの準備が必要になるため、初心者には難しいと言えるでしょう。WordPressは、元々ECサイト向けに作られたコンテンツ管理システムではないということがその理由と言えます。
プラグインを使用することで簡単に作れる
上記のような難点がありながらも、どうしてもWordpressでECサイトを作りたいという方もいるのではないでしょうか。WordPressでECサイトを作るには、プラグインの使用が必須です。
プラグインには、ECサイトで必要になる決済システムや商品管理、在庫管理等の拡張機能を取り入れられることで、ECサイトの作成が容易にできます。ECサイトのためのプラグインは世界中で作成されており、インストールして有効化するだけで使うことができるので、気軽に作成することができるでしょう。
次に、ECサイトを作成するためにおすすめなWordpressのプラグインを具体的にご紹介します。
プラグインは「Welcart」がおすすめ
ECサイトをWordPressで作るためにおすすめのプラグインは「Welcart」です。Welcartは、コルネ株式会社が提供しているWordPressにEC機能を追加できるサービスです。Welcartの特徴は次のようなものが挙げられます。
- 日本語対応しており、無料で実装可能
- 数多くのEC機能を提供している
- 国内15社の決済サービスに対応している
Welcartは、2009年からサービスを開始しており、すでに一定以上の信頼があります。国内のプラグインの中でも利用満足度が業界No,1を誇っていることからも証明されていると言えるでしょう。
また、Welcartは、Wordpressにプラグインをインストールするだけで簡単に利用できるため、初めてECサイトをWordPressで作る方におすすめです。
ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリット
次に、ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリットをご紹介します。
- 構築と運用が楽
- 離脱率が低い
- 費用が格安
- セキュリティ面
- コンバージョンが悪くなる可能性あり
1つずつ見ていきましょう。
メリット①:構築と運用が容易
ECサイトをWordPressで作るメリットの1つ目として挙げられるのは、構築と運用が楽であることです。先ほども説明した通り、ECサイトをWordPressで作る際はプラグインを使用するため、難しい設定や構築が不要です。
また、WordPressでは、商品販売とブログ作成等が同一サイトで管理できるため、運用も楽になり、コンテンツマーケティングに力を入れたい企業におすすめと言えるでしょう。コンテンツマーケティングとは、ユーザーに良質なコンテンツを提供し、集客を行うことを指します。
ECサイトをWordPressで作ると、運用面でのコストを下げた分、コンテンツ自体に力を入れることができます。コンテンツの質が上がった結果、集客力も上がるため、コンテンツマーケティングに有用であると言えるのです。
メリット②:離脱率が低い
ECサイトをWordPressで作るメリットの2つ目として挙げられるのは、離脱率が低いことです。なぜ離脱率が低くなるかと言うと、ECサイト専用のプラグインを活用することで、自社にあったカスタマイズを実施できるため、サイト自体の見やすさや使いやすさが確保されるからです。
ターゲット層に合わせたプラグインを選び、WordpressでECサイトを作成することは、離脱率が低いECサイトを作成できるということなのです。
メリット③:費用が格安
ECサイトをWordPressで作るメリットの3つ目として挙げられるのは、費用が格安であることです。WordPressは誰でも利用できるプラットフォームで、先ほど説明したプラグインも無料で利用できます。そのため、ECサイトを構築するための費用が格安で抑えられると言えるでしょう。
ただし、全てが無料で利用できるわけではなく、ECサイトを運営するためのサーバーやドメイン費用は必要になるので注意が必要です。とは言え、他のECパッケージに比べた場合、WordPressでECサイトを作る方が費用を安く抑えられるということは間違いないでしょう。
デメリット①:セキュリティ面
ECサイトをWordPressで作るデメリットの1つ目として挙げられるのは、セキュリティ面に不安があることです。WordPressは世界各国で利用されているため、世界中の悪意あるハッカーが個人情報を抜き取る恐れがあります。
実際に2017年初旬、世界各国のWordPressで情報改ざんの被害があり、150万件以上のサイトが被害に遭いました。このようなハッキングの被害が多く起こると、Wordpressというもの自体の信用性が低下し、運営が困難になってしまうでしょう。
WordPressでECサイトを作る際にセキュリティ面での不安を感じないためには、万全のセキュリティ対策が必要になります。サイトのSSL化をし、常に最新のセキュリティにしておくということを常に意識していないといけなくなるのです。
デメリット②:コンバージョンが悪くなる可能性あり
ECサイトをWordPressで作るデメリットの2つ目として挙げられるのは、コンバージョン率が悪くなる可能性があることです。コンバージョン率とは、CVRの略で、ECサイトにアクセスしたユーザーのうち何パーセントが目標に到達できたのかを現す数値のことを言います。
WordPressは集客に強いため、ECサイトにおすすめであると言いましたが、集客したユーザー層向けでないサイトを作ってしまった場合、コンバージョン率を低下させる可能性があります。そのため、集客したいユーザー層に向けてのサイト作りが必須になるでしょう。また、WordPressでは、データベース内のデータを読み込んだり、複数のファイルを読み込むことで、サイトが重くなりユーザーが不満を感じます。これらのことから、WordPressでECサイトを作ると、コンバージョンが悪くなると言われるのです。
デメリットを回避するならASP型のECサイトがおすすめ
上記のようなWordPressのデメリットを回避するのであれば、ASP型のECサイトでサイトを構築するのがおすすめです。ASP型とは、「Application Service Provider」の略で、システムを1から用意するのではなく、ブラウザを通してECサイトを構築する方法を指します。
なぜASP型がおすすめであるかというと、ASP型であればWordPressでECサイトを作成する際に出てくるデメリットを減らすことが可能だからです。ASPでは、自動アップデートがあるため、セキュリティ面の心配は必要なく、サイトが重くなることもありません。
これらのサポートを委託する場合のおすすめ企業は、マーケティング戦略を駆使しているアイヴィクス株式会社です。アイヴィクス株式会社では、ECモールやECサイトのシステム選定から導入までのサポートを提供しています。
そのため、デメリットで挙げられたセキュリティ面の危険性は、アイヴィクス株式会社のサポートによって軽減するでしょう。
アイヴィクス株式会社
ECサイト構築におすすめのWordPressテーマ3選
ここまで、ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリットをご紹介してきましたが、ここからはECサイトに特化したWordPressテーマ3選を見ていきましょう。
- Sporta
- Santa Cruz
- Market
これらの3つは他のテーマと違い、見やすく迫力のあるECサイト作りに適しています。それぞれ順番に説明します。
Sporta
おすすめのWordPressテーマ1つ目は、Sportaです。Sportaの特徴として挙げられるのは、サイトトップ画面にスクリーン一杯の画像が表示されることで、ユーザーにとって印象に残るサイトを作り出せることでしょう。
また、レスポンシブフレームワークを採用しており、スマホでなければうまく見られない、パソコンで見なければ表示がずれてしまうなどということもありません。デバイスに捉われないことで、集客力も上げられるのはSportaの特徴と言えます。
サイトの第一印象を良くしたい、デザインがキレイなサイトを作成したいという方におすすめのテーマです。
Santa Cruz
おすすめのWordPressテーマ2つ目は、Santa Cruzです。Santa Cruzでは、メニューバーや画像等が見やすいように配置されています。また、機能としてスライドショーやプルダウンがあり、迫力のあるECサイトを作成できるでしょう。ユーザーが見て驚くECサイトを作れるため、印象の残るECサイト作りが可能です。
Santa CruzはインパクトのあるECサイトを作成したい方におすすめのテーマと言えます。
Market
おすすめのWordPressテーマ3つ目は、Marketです。Marketでは、商品数の多いサイトや情報量が豊富なECサイトを見やすくさせるためのテーマが揃っています。また、メニューバーやプルダウンも設定できるため、用途別に分けることも可能です。
有料版と無料版の両方がありますが、無料版でも使える機能は多くあるので、サイト作成の初心者の方は無料版で試してみてもよいでしょう。
ECサイトを作るならWordPressよりもASPで!
本記事では、ECサイトをWordPressで作るメリット・デメリット、おすすめのテーマ3つをご紹介しました。ECサイトをWordPressを作ることは、無料なこともあり、初心者におすすめと言えます。
しかし、ECサイトをWordPressで作るとセキュリティ面の危険性があり、コンバージョン率が悪くなる可能性が高いため、サイト運営が難しくなってくるかもしれません。反対に、ASPではそれらのデメリットを解消することができるでしょう。サイト運営を安定的に行っていくためにも、WordPressで作るのではなく、ASPで作るようにしましょう。
ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営しています。中小企業向けに100社を超えるECサイト構築経験を活かし、ECコンサルタント兼Webマーケターとして50社以上のEコマース事業の課題を解決。一般社団法人全日本SEO協会会員としてECサイトのSEOが得意。
ブランディングで育てるECコンサルティング会社|アイヴィクス株式会社
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