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ECコンサルティング・ECサイト構築会社|アイヴィクス株式会社


目次
そんな悩みを抱えて、夜も眠れないほど頭を抱えているECサイトの店長さんは、実は少なくありません。
今の時代、ネットを開けば日本中の「美味しいもの」が指先一つで手に入ります。
北海道のカニも、九州の明太子も、明日には玄関に届く。
そんな便利な世の中で、単に「美味しい」というだけでは、お客様の記憶に残ることは至難の業です。
お客様は、商品が届いたその瞬間は「美味しい!」と感動してくださるでしょう。
しかし、一週間も経てば「あれ、これどこの店で買ったんだっけ?」と忘れてしまう。
これが食品ECにおける、冷酷で残酷な現実です。
リピート率が上がらない最大の理由は、商品が悪いからでも、価格が高いからでもありません。
お客様の日常という情報の渦の中で、あなたの店が「忘れ去られてしまう」ことにあります。
では、どうすれば「忘れられない店」になれるのか。
その答えは、単なる販売テクニックの習得ではなく、経営者としての「視点」を変えることにあります。
今、消費者が求めているのは、お腹を満たすだけの食べ物ではありません。 その食べ物の背景にあるストーリー、そしてその一皿が「社会をどう良くしているのか」という納得感です。
本記事では、王道のリピート施策に、 私たちの得意とする「社会課題解決×共感ブランディング」の知見を融合させた、独自の戦略を公開します。
同梱物一枚、メール一通に、どうやって「経営の魂」を込めるのか。
お客様を「ただの消費者」から「あなたの活動を支えるパートナー」へと変えるための、 泥臭くも温かい、人間味あふれる戦略をじっくりと紐解いていきましょう。
ぶっちゃけた話をしましょう。 「美味しい」というのは、食品ECの世界ではもはや「入場券」に過ぎません。
今の日本には、不味い食べ物を探す方が難しいくらい、クオリティの高い商品が溢れかえっています。 そんな中で「うちの商品は味が自慢です」と叫んでも、 それは何万もの店が合唱しているコーラスの中に埋もれてしまうだけなんです。
お客様がリピートしない理由を分析すると、面白いことがわかります。
アンケートを取ってみると、「味が悪かったから」という回答は驚くほど少ない。
圧倒的に多いのは、次のような理由です。
非常にふわっとした理由ですよね。
ここで、私たちが経験した興味深いデータをご紹介します。 「もう2年以上もお買い上げがなかったお客様」に対して、あえて今、私たちの活動や想いを込めたメルマガを送ってみたんです。
結果は驚くべきものでした。
実に18%ものお客様が、再びサイトを訪れたり、クリックしたりと、強い興味関心を示してくださったのです。 (ちなみに、8%はアドレス変更などでメールが届かない「不通」の状態でした)
この数字が何を意味するか、わかりますか?
2年間も音沙汰がなかったのに、きっかけ一つで5人に1人近くが戻ってきてくれた。 つまり、「嫌いになった」のではなく、ただ単に「思い出すきっかけがなかっただけ」だったんです。
今の消費者は、スマホから流れる大量の情報に疲れ果てています。
そんな「選択疲れ」の中にいるお客様は、 「あ、そういえばあのお店、あんな素敵なこと言ってたな」 という再会のきっかけを、実は心のどこかで待っているのかもしれません。
美味しいのは当たり前。
その上で、「なぜあなたがこの商品を売っているのか」 「この商品を買うことで、社会がどう良くなるのか」 というメッセージが、記憶を呼び戻す強力なフックになります。
「社会貢献なんて、大企業がやることでは?」 もしあなたがそう思っているとしたら、非常にもったいないことです。
むしろ、リソースが限られている小さなECサイトこそ、 社会課題の解決を経営の真ん中に据えるべきなんです。
なぜなら、それが大手には真似できない「究極の差別化」になるからです。
社会の「負(困りごと)」を解決することを、 ビジネスの「付加価値」に変換する経営視点を持ってほしいということです。
これらは全て、あなたの店が注目されるための「宝の山」なんです。
「農家さんが泣く泣く捨てていた野菜に、新しい命を吹き込みました。
これが売れることで、農家さんの収入が10%増えます」 というメッセージに、人は共感を覚え、応援したくなります。
経営者が本気で社会問題に向き合い、事業を動かしている。
その姿を見せることで、お客様は単なる「買い手」から 「あなたの挑戦を支えるサポーター」へと進化します。
ECサイトにおける同梱物は、実店舗でいうところの「接客」そのものです。 箱を開けた瞬間、「この店を選んでよかった!」と思わせる仕掛けをデザインしていきましょう。
手紙の中に「社会的な連帯感」を込めるのがポイントです。
(メッセージ例:寄付への感謝) 「今回、あなたがこの商品を選んでくださった代金の一部は、〇〇地域の森林保護団体へと寄付されます。 具体的には、1回の購入につき苗木1本が植えられ、次世代に豊かな山を残すための力になります。 あなたが今日この商品を楽しんでくださることが、実は遠い場所にある自然を守ることにも直結しているのです。 ありがとうございます。あなたは単なるお客様ではなく、共に未来を創るパートナーです」
単なる「10%OFF券」ではなく、「これからも一緒に社会を良くしていきませんか?」というメッセージを添えます。 クーポンを「活動への参加チケット」として定義し直すのです。
「使い切れなかった罪悪感」はリピートを妨げます。 フードロス削減の視点から「最後の一滴まで使い切るアイデア」を丁寧に伝えましょう。 「商品を最後まで大切に食べてほしい」という親心を見せることで、お客様との距離はぐっと縮まります。
メールマガジンを「セールの告知板」にしてはいけません。
大切なのは、売り込みを捨てて「物語」を届けることです。
お客様と「共通の目的を持つ仲間」として、文通をするような感覚で送りましょう。
AIが書いたような完璧な文章よりも、不器用でもいいから、店長であるあなたの「肉声」を届けてください。
「今日は農家さんのところへ行ってきましたが、大雨で大変そうでした。
でも、皆さんの応援の声を聞かせたら、すごく喜んでくれました」
そんな血の通ったエピソードが、お客様の心を動かします。
メールは効率化の道具ではなく、絆を深めるための「デジタルな握手」なのです。
熱い想いも大事ですが、最後は冷徹な「経営者の目」に戻りましょう。 施策が本当に効果を出しているのか、数字でシビアに検証する必要があります。
数字は、お客様からの「通知表」です。
経営視点とは、「熱いパッション」を持ちながらも、左脳では「冷徹に数字を分析」すること。 このバランスこそが、持続可能な運営の秘訣です。
リピート率を上げる戦略の正体は、お客様との間に「嘘のない信頼関係」を築き上げること、これに尽きます。
同梱物の一枚の紙、一通のメール。
これらは単なる販促ツールではなく、あなたがどんな社会を実現したいのかという「志」を届けるための大切な手段です。
今の世の中、お客様は賢くなっています。
見せかけだけの「エコ」ではなく、本気で社会課題に向き合い、失敗も苦労もさらけ出す。
その「人間臭さ」に、人は惹きつけられます。
「あの店長が頑張っているなら、もう一度応援してあげたい」
お客様にそう思っていただけたなら、リピート率は後から勝手についてきます。
リピート率を上げることは、単なる売上アップではありません。
あなたの志に共感してくれる「仲間」を増やしていくプロセスです。
さあ、あなたにしか語れない物語を、今日からお客様に届けていきましょう!

ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営。
ECコンサルタント兼Webマーケターとして、中小企業向けに100社以上のECサイト構築、50社以上の課題解決を支援してきました。ブランドの魅力を可視化し「選ばれるECサイト」を実現するブランディングデザイナーでもあります。全日本SEO協会会員として、SEOによる集客支援にも定評があります。
10年以上にわたりEコマース支援を行ってきた中で、売上向上には表側の集客・販売戦略だけでなく、裏側を支えるバックオフィスの効率化が大きく関係することに気づきました。そこで現在は、kintoneを活用した業務改善・DX支援にも力を入れ、ECと業務の両面から企業の成長をワンストップで支援しています。

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