ASP型ECサイト比較10選【ECサイトの種類も解説】
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ECサイト
ECサイト を運営する上で、低コストで簡単に始めることができるのが、ASP型ECサイトです。ASP型ECサイトとは、ECプラットフォームをインターネットを通じてレンタルできるサービスのことです。
本記事では、大手ASP型ECサイトの機能面や特徴面の比較を行います。ネットショップを開業しようと考えている方が本記事を読めば、最適なASP型ECサイトを選ぶことができるようになるでしょう。
ECサイト の種類
ECサイトといっても種類はさまざまです。ECサイトを立ち上げようと思っても、選択肢が多すぎて迷っている方も多いのではないでしょうか。
モール型 ECサイト
モール型ECサイトは、代表的なものにAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどがあります。Web上にショッピングモールのような場所を提供するサービスのことをモール型ECサイトと言います。
モールの中に商品を出品するため、集客に力を入れなくても新規顧客を獲得することができますが、モールの中は競争率が激しいため、価格競争や人気ショップ争いに負けてしまうと、売上が伸び悩んでしまうこともあります。
自社 ECサイト
自社ECサイトとは、企業単独で独自ドメインを取得して運営するECサイトのことを言います。自社ECサイトは全てを自ら構築するため、思うままのサイトを作成することができます。その反面、構築に費やす時間や費用など多大なコストがかかることになるでしょう。
また、モール型ECサイトのように、サイトの知名度を利用した集客を行うことができないため、自力で集客をしなくてはならないというデメリットが生じます。
ECサイト 比較10選
ここからは、ASP型ECサイトの比較を行なっていきます。
BASE
ECサイトを開設する際に最も選ばれるのは、「ネットショップが30秒で作成」という謳い文句で売り出している「BASE」です。「BASE」のネットショップ開設実績は、4年連続でNo.1と言われており、約130万の店舗がBASEに出店しています。
では、なぜ「BASE」が選ばれ続けるのでしょうか。それは、「BASE」は初期費用・月額料金がかかることなく、無料で使用し続けられるからです。その代わりに、サービス利用料やカード決済手数料がかかる仕組みになっているため、注意が必要です。
「BASE」には、導入が簡単な決済機能やデザイン、解析ツールなど、ネットショップの運営に必要な機能が全て備わっています。無料で使い続けたい人におすすめのツールと言えるでしょう。
らくうるカート
「らくうるカート」は、ヤマトフィナンシャル株式会社が運営しています。「らくうる」のプランは3つありますが、初期費用は3,000円から10,000円程度で、月々の費用は330円から14,000円程度とお手頃な価格になっています。「らくうるカート」も「誰でも簡単にネットショップが開設できる」ことで有名です。「BASE」と比べると費用はかかってしまいますが、ネットショップに必要な機能は全て備わっていると言えるでしょう。
「らくうるカート」の最大の特徴は、ヤマトフィナンシャル株式会社が運営しているため、ヤマトグループサービスとの連携利用できる点です。配送だけでなく、決済や商品管理などを「らくうるカート」のIDのみで管理することができます。
「らくうるカート」は、ヤマトグループのサービスをよく利用する人に適したECサイトと言えるでしょう。
STORES
「STORES」は、毎月新規で1万店舗が出店し、現在70万店舗以上が利用すると言われている人気ECサイトです。「STORES」には、月額料金が無料のフリープランと月額1,980円のスタンダードプランがあります。
基本的な機能は「BASE」と変わりませんが、「STORES」の最大の特徴は「Paidy」という支払方法がある点です。この決済方法を使用すれば「翌月後払い」が可能になり、資金繰りがしやすい、不正利用が回避できるなどのメリットがあります。
「STORES」は、月商数十万円程度儲けたい人向けのECサイトと言えるでしょう。
カラーミーショップ
「カラーミーショップ」は、「無料で始められる国内最大級のネットショップ作成サービス」と売り出しています。「カラーミーショップ」も出店と運営に必要な基本的な機能は備わっており、追加アプリを利用すればユーザーの思い通りのサイトを作れるという利点もあります。
そして、「カラーミーショップ」を使用する上での最大のメリットは、他のサービスと比較すると価格が安い点でしょう。ECサイトは、売上の料金によって利用料金が決まる場合が多いですが、「カラーミーショップ」であれば売上の金額にかかわらず、月額3,000円で利用することができます。
「カラーミーショップ」は、コストを抑えながら、集客施策に注力したい人向けと言えるでしょう。
Shopify
「Shopify」は世界で最も利用されているECサイトです。「Shopify」は、全世界175カ国、170万店舗以上のストアで利用されている世界最大のECプラットフォームです。初期費用はかからず、月額3,000円から利用可能です。
「Shopify」の最大の特徴は、コンテンツやダウンロード商材、ドロップシッピングなどの製品販売にも対応している点にあります。
「Shopify」は、低価格で本格的なECサイトを運用したい方に向いていると言えるでしょう。
MakeShop
「MakeShop」は、オリジナリティの高いサイトを作成できる点が特徴で、デザインテンプレートが170種類以上もそろえています。これは、数あるECサイトの中で最も多いテンプレートの数です。また、HTMLやCSSの知識があれば、自分でコードを編集して思い通りのサイトを作ることができるでしょう。
「MakeShop」は、豊富な機能を備えているため、本格的にECサイトを運用したい方におすすめです。
リピスト
「リピスト」は、ネットショップの中でも、単品購入や定期購入に特化したECサイトです。売上を継続的に上げ続けるのに適しており、顧客が何度も商品を注文しなくて良いというメリットがあります。お届けサイクルは3種類から選ぶことができ、日付や曜日、間隔を選ぶことができます。
また、マーケティング解析ツールも正確なため、分析したデータから顧客単価を上げることも可能でしょう。さらに、アプリなどによる機能の拡張、デザインの自在性などに優れており、最初は基本的な要素だけをそなえただけのECサイトであっても、売上などによりどんどん改善していきたいという要望に応えることができるサイトです。
リピートPLUS
「リピートPLUS」は、定期通販に特化したECサイトです。定期通販で売上を上げるための800もの機能を備えています。また、LTV(顧客生涯価値)を最大化させる販売促進機能や、事業者の業務効率化を考慮した顧客管理・業務効率化機能が搭載されています。
カートシステムによるデザインの制約がなく、自由にサイトをデザインできるのも特徴です。定期通販部門の売上を伸ばしていきたい人におすすめのサイトと言えるでしょう。
侍カート
「侍カート」も、定期通販ECサイトを簡単に作成できます。HTMLやCSSの知識がない方でも、デザインを簡単に変更することができます。もちろん、ソースコードを編集して思いのままのサイトを作成することも可能です。
「侍カート」の最大の特徴は、そのマーケティング力にあるでしょう。無駄な広告費用を削減し、購入率の最大化・高リピート率を実現する最先端のマーケティングツールを豊富に搭載しています。機能やデザインのカスタマイズなど、将来的な拡張に対応できるサイトでもある、マーケティングを強化したサイト運営を行うことが可能です。
サブスクストア(旧たまごリピートNext)
「 サブスクストア」は、単品リピート通販市場でシェアNo.1を誇るサブスクリプション特化型のクラウドシステムです。「サブスクストア」の流通総額は、1,523億円の実績があります。元々は「たまごリピートNext」というサービス名で提供されていましたが、サブスクリプションビジネスの伸張に合わせ、2020年9月に現在の名称となりました。
定期通販の実績で選びたい方は、「サブスクストア」を選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ:ECサイトはASPで構築しましょう
ここまでASP型のECサイトについて説明してきました。ネットショップを開業する際は、ネットショップに必要な基本的な機能を全て備えているASP型のECサイトを強くおすすめします。
ASP型ECサイトと言ってもさまざまな種類がありますが、それぞれの特徴や強み、持っている機能などは大きく異なります。まずは、自分がどのようなECサイトを運営したいのか明確にし、利用するECサイトを選ぶようにしましょう。
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ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営しています。中小企業向けに100社を超えるECサイト構築経験を活かし、ECコンサルタント兼Webマーケターとして50社以上のEコマース事業の課題を解決。一般社団法人全日本SEO協会会員としてECサイトのSEOが得意。
ブランディングで育てるECコンサルティング会社|アイヴィクス株式会社
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