中小規模 ECサイト デザインにおけるUI/UXを考えよう
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特に中小規模 ECサイト を運営されている企業では、少ない運営費で ECサイト コンバージョンを高めるには、特に重要となってきています。
中小規模 ECサイト におけるユーザーの行動
ユーザーが商品購入に至るまでの過程を以下に並べました。
目的の商品を見つける→商品詳細を確認する→商品をカートに入れる→ゲスト購入/会員登録など情報を入力する→支払い方法を選択する→お届け先情報を入力する→商品を確認する→購入
商品を購入するために「商品をカートに入れた」後は、ユーザーの行動は決まっています。
ページの構成が適切ではなかった場合、どのフェーズでも離脱の可能性があります。
コンバージョンしてもらうためには、UIばかりに固執せずに、UXを高める努力が必要となります。
ここでは、UIとUXの違いを確認しながら、UXの重要性についてお話しします。
中小規模 ECサイト デザインにおけるUI(ユーザーインターフェース)
UI(User Interface)とは、ユーザーインターフェースの略称です。
インターフェースは、「接点、境界面」などの意味があります。
ユーザーが製品やサービスに触れたり、手で感じたりする部分は全てUIということになります。
「スマホで商品購入のコンバージョンがPCに比べて悪い」のであれば、
- フォントが小さい
- メニューの構成が悪い
- 商品画像が見にくい
- 片手で操作しづらい
などのUIデザインを見直さなければなりません。
このようにUIの使い勝手が悪ければ、UXどころではありません。
まずは、自社サイトの分析を行い、デザインの改善をご検討ください。
【ダウンロード】レポート「EC担当者のためのこれだけは押さえておきたいGoogleAnalytics5つのチェックポイント」問題を見つけ出し解決する方法
中小規模 ECサイト デザインにおけるUX(ユーザーエクスペリエンス)
UX(User Experience)とはユーザーエクスペリエンスの略称です。
文字だけを見ると少しテクニカルなイメージもありますが、UXは「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」というイメージを持っていただくと分かりやすいかも知れません。
ECサイトで例えると、
- スマホ、タブレット、PCでデザインが同じ
- フォントがターゲットに合っていて適切
- 商品購入の動線が分かりやすい
- 0,000円購入したら送料無料
- 商品レビューがあった
- 支払いの選択肢が多かった
- 複数送り先の指定ができた
- 即日発送ができた
このようなことがECサイトでのユーザーの良い体験に繋がります。
ECサイトにおける良いユーザーエクスペリエンスを得る5つのテクニックとは?
ECサイト運営のUXに終わりはない
さて、ここまでUI/UXについてお話ししてきました。
- ユーザーインターフェース:ユーザーが見たり触れたりする部分
- ユーザーエクスペリエンス:ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験
であることが分かりました。
ただし、ECサイト運営であってもECサイトで直接注文されるユーザーばかりとは限りません。
- FAXやカタログから注文ができた
- 電話で注文ができ、カスタマーセンターの対応が良かった
- お問い合わせをしたらすぐに返信がきた
- 商品梱包が適切だった
商品を購入する一連の流れ全てがUXであると理解しましょう。
そして、商品購入した後にリピーターにつなげなければなりません。
このような対策が必要となります。
- 定期的なメルマガ配信
- FacebookやInstagramなどのSNSでフォローアップ
- 購入商品の使い方の説明動画
UIを見直すことによって、商品購入後のフォローアップでさらにUXを高めることもできます。これらは、企業イメージやブランド力の向上に繋がります。
まとめ
ECサイトだけではなく、UIやUXはありとあらゆる点で重要な面を持っています。
デジタルデバイスでは心地よい使い勝手や、感情的な操作(直感的な操作)に優れているものがあります。
それは、スマホに代表されるフリック、ピンチアウト、ピンチインなどの動きです。
素晴らしいUIやUXを与えるために上記のような動きを考慮することも重要と言えます。
最近のカーナビも同様の操作を実現した機種もあり、さらに身近になってきています。
または、スマートスピーカーに代表されるAI搭載のデバイスも「双方向コミュニケーション」を取れるデバイスとして、UIやUXに重点を置くような設計思考が見られます。
ECサイトの場合、商品画像がピンチアウトで大きく拡大できたり、記事などのコンテンツはフリックで次のコンテンツへ移動する設計を取り入れたりすると良いでしょう。
サーバーに接続した時、データの取得に時間がかかっていたりすると、Googleの評価が下がることはもとより、ユーザーの離脱にも繋がりかねます。
読み込み速度の重要性がGoogleでも提唱されている通り、遅いよりも早いに越したことはありません。
そのような事態を招かないためにも、ajaxでデータを取り出せたりapiを使うなど工夫する必要があります。
単純な使い勝手だけではない、ユーザーの本質的な欲求を叶え、感動と心地よさを届けるUIやUXを共創いたします。
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ブランディングで育てるECコンサルティング会社を経営しています。中小企業向けに100社を超えるECサイト構築経験を活かし、ECコンサルタント兼Webマーケターとして50社以上のEコマース事業の課題を解決。一般社団法人全日本SEO協会会員としてECサイトのSEOが得意。
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ブランディングで育てるECコンサルティング会社|アイヴィクス株式会社
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